安さと用途が広く使い易さが魅力のもやしです。季節を問わずいつでも手に入る便利なお野菜ですね。
古くは平安時代から、食べられてきたもやしですが、今日のような大量生産が始まったのは、意外なことに1970年代の『もやしたっぷり味噌ラーメン』のブーム辺りからだということです。又、もやしの小袋包装での販売や冷蔵物流の発達ももやしの大規模生産のきっかけとなりました。
もやしの原材料となる豆は、大きく分けて3種類。色白で太く、みずみずしくてくせがないのでいろいろと使える『緑豆』、細長くて甘味が豊かな『ブラックマッペ』、たんぱく質が豊富で歯ごたえのいい『大豆』などがあります。以前はもやしといえば『大豆もやし』と決まっていましたが、原材料の豆が安くて味にクセのない緑豆やブラックマッペが現在では主流となっているようです。
これらのもやしは水だけを使って栽培され、天候の影響を受けないために安定した生産が可能です。それがもやしの安さの秘密でもあるようです。元祖スプラウト野菜のもやしですが、見かけによらず栄養面でも優れています。もやしのもととなる種に蓄えられたデンプン・脂肪・タンパク質などに加えて、発芽によってビタミンC、アスパラギン酸などの栄養素が合成されて一気に増大するのです。その他にもカリウム、ビタミンA、植物繊維などもとても豊富なお野菜です。
保存するときはもやしの袋につまようじで数カ所穴を開けてから冷蔵庫で保存することで、もやしが呼吸できる様になって長持ちします。
ガラスのたっぷり碗
冷たいお飲み物やデザートをよそったりしてお使い下さいね。
価格1050円(税込)
==レシピ 39 福建風焼きそば==
==レシピ 39 福建風焼きそば==
材料
中華そば2玉・干し椎茸1枚・もやし1袋・玉葱1/4個・筍の水煮50g・キャベツ2枚・パセリのみじん切り少々・塩胡椒各少々・醤油大匙1・サラダ油大匙2・胡麻油大匙1
作り方
1.カップ1/2 の水で戻した干し椎茸を薄切りにして、玉葱も薄切りに、筍の水煮とキャベツは千切りにして、もやしは水洗いしてざるにあけておきます。
2.フライパンにサラダ油大匙2を熱し、椎茸を香りよく炒め、玉葱、筍、もやし、キャベツの順で加えてよく炒めます。
3.醤油大匙1・塩胡椒各少々を加えて味を整えて、1/2の分量を取り出します
4.フライパンに残された中に、椎茸の戻し汁を加えて、中華そば2玉を入れてほぐしながら炒めます。しばらく炒めて水分がなくなる前に、胡麻油大匙1を加えて混ぜあわせて器に移し、別にしておいた具を盛り付けてパセリのみじん切りを振りかけます。