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桜湯のおすすめ(お風呂にもどうぞ)

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 十数年前からの恒例サービスです。
桜の時期に当店でお買い上げのお客様に10日間ほどの期間限定ですが、桜の花の塩漬けを差し上げています。
 お家に帰ったら、蕾ひと房を水で洗って余分な塩を落としてから、お湯呑みに入れて、そこにお湯を注いだら桜の蕾が開いて桜湯です。
 ほのかな香りと桜色をお楽しみいただけます。
 若い人は、桜のお風呂と思われることもあるようですが、それもちょっといいですね。桜のバスソルトですか。

==ブロッコリー==

==ブロッコリー==
ブロッコリーは、アブラナ科の植物でキャベツの仲間。原産地は地中海沿岸です。紀元前2000年頃にローマ人がケールから改良して食用にしていたということです。
日本には明治時代の初めに入ってきたと言われていますが、日本で本格的に栽培されるようになったのは戦後のことです。食べるところは花蕾や若茎。型のよく似たあのカリフラワーと同種の野菜でもあります。現在流通しているものではアメリカ産が最も多く、あちらアメリカでは生のままサラダにして食べられているそうです。
栄養面ではビタミンC、カロチン、ビタミンB2、カリウム、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富です。一年中流通していますが、実際の旬は11月から3月にかけてです。
選ぶときには、つぼみが小さくてすき間無く固く締まっていて、切り口が新鮮なものを選びましょう。
保存はポリ袋に入れて冷蔵庫に入れておきます。

==アーモンド==

==アーモンド==
アーモンドはバラ科サクラ属の落葉高木で、桃や梅などと近い種類です。アーモンドは英名で、和名では『扁桃・へんとう』と言われます。原産地はアジア西南部。その歴史は古く、旧約聖書の時代から食用にされて来ました。その後ヨーロッパ各地やアメリカ大陸に渡り大規模な生産が始まりました。現在ではアメリカのカリフォルニア州は世界最大のアーモンド生産地として有名です。日本でも1950 年代に輸入されるようになり、現在では様々な料理やお菓子などに用いられるようになりました。
私達が普通口にするアーモンドとは、薄い果肉に包まれた種子の中 の『仁』と言われる部分のことです。アーモンドは大きく分けて、スイートアーモンドとビターアーモンドの2つに分けられます。現在、食用として栽培されているもののほとんどはスイートアーモンドで、カルフォルニア・ノンパレル・ミッション・カーメルなどの種類があります。収穫されたアーモンドは、『仁』を取り出した後に、フライやローストなどで香ばしく加工されてから様々な食品に用いられます。
栄養面では、カルシウム・カリウム・マンガン・鉄・リン・マグネシウムなどミネラル成分が豊富です。植物性脂肪も豊富なアーモンドですが、オレイン酸などの不飽和脂肪酸そのほとんどですから、悪玉コレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化や心疾患の予防にも効果が期待できます。また、食物繊維もとても豊富に含まれて
います。 その他にもビタミンE・Bが豊富ですから、細胞の老化抑制効果や、粘膜や皮膚を健康な状態に保つ効果があります。また、最近の研究で、話題のポリフェノールが含まれることもわかったそうです。

==エリンギ==

==エリンギ==
エリンギはキシメジ科ヒラタケ属のキノコです。
原産地は南ヨーロッパ、中央アジアなどの草原地帯で、そこに自生するセリ科の植物のエリンジウムの枯死した根部に寄生して発生するきのこです。ヨーロッパでは昔から食用に用いられてきました。日本ではエリンジウムが自生していないためエリンギも発生しないため、栽培されたものが売られています。学名がプレオロータス・エリンジということから、「エリンギ」と呼ばれるようになりました。
日本では1990年代中頃、愛知県の愛知県林業センターで栽培が行われ、その後急速に生産が拡大しました。甘みがあって歯応えがよく、マツタケやアワビに似た食感と価格の安さから人気のきのこです。
比較的日持ちのよいエリンギですが、選ぶときにはカサのふちが巻き込んでいて、柄の部分が白くて硬いものを選びましょう。
栄養面では、食物繊維・ビタミンB・ビタミンD・ナイアシンなどを含みます。とくに食物繊維とナイアシンは、とても豊富です。ナイアシンは皮膚や粘膜の正常に保ち、アルコールの分解も促進しますから、お酒のお供にもお薦めですね。

==コリアンダ(パクチ)==

==コリアンダ(パクチ)==
アジア料理や中南米料理などに使われるコリアンダ(パクチ)。日本では「カメムシ草」といわれるように、日本人にとってはなかなか馴染めない香りのお野菜ですね。その独特な香りはアロマオイルとして抽出されて使われてもいます。
二昔程前に私がメキシコに行った時にもほとんどの料理にふんだんに使われていまして、最初のうちは除けて食べていましたが、あまりの多さに妥協して食べるようにしているうちに好きになってしまいました。ところが先日、台湾料理のお店で久しぶりに「パクチ」が出てきまして、20年余の月日はまたこの香りを苦手にさせておりました。もちろん「やーこさん」も苦手なようでしたね。
コリアンダはセリ科の植物で、完熟した種子・花・葉茎・根などがそれぞれの香りを活かしていろいろな用途に使われます。草丈50cmほどの細い茎の柔らかな葉っぱです。

==プレミックス(調製粉)==

==プレミックス(調製粉)==
小麦粉にベーキングパウダー、卵、牛乳、砂糖を加えて混ぜて焼くだけで簡単に出来上がるホットケーキ。パンケーキとも呼ばれますがどちらも同じものだそうです。
ホットケーキと言えば子供の大好きなお菓子ですが、大人だって大好きです。私も焼きたてにバターとメープルシロップをたっぷりかけて頂くのを想像しただけでほんと幸せになれます。
フライパンで1枚で作るホットケーキはアメリカで生まれたそうです。日本では大正時代に東京の百貨店の食堂でメニューに載りましたが、その頃は『ハットケーキ』と呼ばれていたそうです。ちょっといい発音ですね。現在では『ホットケーキミックス』と言う名前などで小麦粉にベーキングパウダーや砂糖を加えたものが売られていますね。あとはそれに牛乳と卵を加えて混ぜて焼くだけで美味しいホットケーキが出来上がるわけです。
このホットケーキミックスを含めて、お好み焼き粉やピザ用の生地の粉、天ぷら粉、から揚げ粉など小麦粉に予めいろいろと混ぜてある粉をプレミックス(調製粉)と言います。1840年代にアメリカで初めて作られたプレミックスは、小麦粉に酒石酸と重曹を混ぜたもので『セルフライジングフラワー』と言われました。その後小麦粉以外にもとうもろこし粉、そば粉などのプレミックスも開発され、ドーナッツミックス・ケーキミックス・ビスケットミックスなどいろいろなプレミックスが開発されました。それからしばらく経った1950年代になって、日本でも加糖のホットケーキの素が発売され、日本の製菓会社や製粉会社などでプレミックスが本格的に生産されるようになりました。
あぁ、今晩のメニューはホットケーキがいいなぁ〜

==佃煮==

==佃煮==
炊きたての白い御飯に昆布の佃煮をのせて、はふはふ言いながらいただくという幸せは、外国人には判らないかもしれません。
「佃煮」という名前は、江戸時代の『佃島』、現在の東京の中央区『佃』の地名が由来です。
当時、徳川家康と繋がりの深かった大阪の佃村の漁民が、江戸城の徳川家の御肴役として江戸に招かれ移り住み、江戸の海に自分達のための島を造りあげ「佃島」と名付けました。その佃島の漁民達は海が荒れて漁に出られない時のために、昔から伝わる方法で雑魚の醤油炊きを保存食として貯えていました。これが後に『佃煮』と呼ばれるようになったわけです。はじめは自分たちのために作っておいた佃煮も、次第に海老などの高級魚を材料に作るようになり、その頃江戸に上ってきていた大名達の口にも入るようになりました。その大名達の故郷への土産として扱われるようになって、次第に日本中に知れ渡ることとなりました。
このように最初は漁民の食べ物であった佃煮が高級品として扱われるようになり、そして後に明治時代、日清戦争が始まった頃には、保存の利く軍用食として大量生産されるようになりました。終戦後家庭に戻った兵士達にとっては佃煮の味は馴染みの味であり、一般家庭にも急速に広まって、貝、海老、海苔、昆布など佃煮の種類も
とても豊富になりました。佃煮にも意外な歴史があるのですね。

==油揚げ==

==油揚げ==
「きつねうどん」というと油揚げですね。また、お稲荷様の祠には油揚げをお供えしますが、お稲荷様に飾られる1対の「きつね」の置物からお稲荷様はきつねだと思われている方も多いことと思います。しかし調べてみますと、お稲荷様は田んぼの稲の神様で、日本人の主食であるお米の生育を司る女神様のようです。
あのきつねはその女神様のお供の動物ということです。ではなぜお稲荷様に油揚げをお供えするのか。なぜでしょうね?知りたい方は・調べてください!
さて、油揚げの作り方ですが、原料はお豆腐です。お豆腐を1cmから1.5cmくらいの厚みにスライスして、切った豆腐をはがして並べ、重しをかけるなどして充分に脱水します。揚げは、先ず130度位の温度の油で5分ほど揚げることで豆腐を膨らまし、膨らみきったところで160度くらいの油で揚げて縮みを防ぎます。油揚げを素人が揚げるのは難しいことと思いますが、チャレンジされたら楽しそうですね。

==カカオ==

==カカオ==
先日お休みに出掛けた際、チョコレートの泉のようなものを見かけ、驚きました。もちろん自然に湧き出ているチョコレートの泉ではなくて、そう言う仕掛けの機械なのですが、なんだか面白過ぎますね〜!止めどなく湧き流れ落ちるチョコレートにお好みの果物
を串に差して潜らせていただくという、夢のような現実です。
そんな夢見るチョコレートの原材料がカカオです。カカオの学名は『テオブロマカカオ』と言われ、ギリシャ語で『神様の食べ物カカオ』という意味だそうです。
原産地は中南米熱帯地方。古代より原住民によって栽培されていたようです。後にコロンブスのアメリカ大陸発見の後、スペインのコルテスが帰国時にカカオ豆を持ち帰り、皇帝に献上されたことでヨーロッパに渡りました。当時は加工してスペインの上流社会の飲料とされた高級食品でしたが、その後フランスやイタリアなどヨーロッパ各地に広まりました。日本では明治時代初期に風月堂がチョコレートの製造をはじめ、大正時代に入って外国よりチョコレート製造機械が輸入されてから、森永製菓・明治製菓など各メーカーが大規模にチョコレート製造を開始しました。現在ではカカオ豆の生産は西アフリカのコートジボアールが全生産量の4割を占め、その他インドネシア、ガーナ、ナイジェリア、ブラジルなどがその主要生産国となっています。
カカオ豆は、カカオポッドと言われる直径20cmくらいのフットボール形の実の中に40粒位が含まれています。このカカオポッドを収穫して中のカカオ豆を取り出し、その豆にバナナの葉を被せて、そのまま3日ほど放置して発酵させた後、天日乾燥して出荷されます。このカカオ豆を焙煎・粉砕・磨り潰しなどすることでカカオマスが作られます。このカカオマスからチョコレートやココアが作られるわけです。
カカオ豆には赤ワインよりもはるかに多くのポリフェノールが含まれており、動脈硬化予防、がん予防、アレルギーやリウマチ予防、細菌の感染予防、虫歯予防などの様々な効果が期待できます。また、カカオ豆に含まれる「テオブロミン」という物質には、「カフェイン」と似た強心作用、利尿作用があり、カフェインよりも穏やかな中枢神経興奮作用もあり、集中力や記憶力の増強や抗ストレス作用などの効果が認められています。その他カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛などのミネラル成分も豊富で、健康にとてもよい食品です。

==マッシュルーム==

==マッシュルーム==
「マッシュルーム」という呼び名は英語名で、フランス語で「シャンピニオン」、和名では「ハラタケ」や「ツクリタケ」、「西洋松茸」などと呼ばれています。欧米では食べられるきのこの代名詞として見られているほど人気のきのこです。元来、古代ギリシア、ローマ時代に馬厩肥・ばきゅうひ(馬厩舎の敷きワラに馬ふんが混ざったもの)に自然発生していたものを食用に利用していたようで、その後17世紀に入りフランスなどで人工栽培が行われるようになったそうです。これは知らないほうがよかったかも。。。
日本では明治時代初期に栽培が始まり、大正時代に「西洋マツタケ」の商品名で本格的に栽培されるようになりましたが、日本人の一般家庭で食卓に上るのはそのずっと後のことです。
通常収穫されるものは傘の直径3cmほどの幼菌で傘の裏のひだに薄い膜が張った状態ですが、さらに成長することで傘が開き、傘の直径も15cmから20cmほどになりますが、こうなるとかわいらしくはないですね。
種類はブラウン種・白色種・クリーム種などがありますが、白色種の栽培が最も盛んです。また、最近スーパーでも見かけるようになったマッシュルームの原種であるブラウン種は味も香りも際立っています。また、あまり知られてはいませんが、マッシュルームはサラダなどにして生でもたべられる茸です。
栄養面では、たんぱく質、ビタミンB、旨み成分であるグルタミン酸をはじめとする各種アミノ酸が豊富に含まれています。また、低カロリーで、細胞の再生を促進し、粘膜の炎症予防、動脈硬化予防に効果があります。さらに消臭効果もあり、体臭抑制も期待できます。本来の旬は秋から冬にかけてですが、現在では人工栽培により一年中手に入ります。
選ぶときには傘が開ききっていない、肉厚で軸が太いものが良いでしょう。
保存するときには、ラップに包んで冷蔵庫で保存します。また、冷凍保存する時は、石づきを切り落としてから薄切りにしてレモン汁や酢をかけて冷凍保存することでひと月位は保存できます。生のマッシュルームは切り口が茶色く変色しやすいものですが、レモン汁や酢をふりかけることで変色を防ぐことができます。